火山灰の降灰/3日分

夫婦+子ども1人が3日分そなえるとき、何がどれだけ足りないか(火山灰の降灰)

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夫婦+子ども1人が火山灰の降灰を想定して3日分そなえる場合、 もっとも足りなくなりやすいのは携帯トイレで、 必要な量は29回分です。 手持ちがない状態からの数字なので、すでに備えている分はここから引いてください。

建物は壊れませんが、呼吸器と機械が先にやられます。水道が濁り、車のエアフィルタが詰まり、灰の重みが屋根にかかります。普通のマスクでは目が粗すぎます。

3日分の必要数

計算式を併記しています。数字の根拠が見えない状態では判断できないためです。お子さんの年齢は小学生として計算しています。年齢帯を変えると数字が変わります。

項目必要数計算式
携帯トイレ29回分(5+5+6) × 3日 × 想定係数 0.6
飲料水29L(3+3+2) × 3日 × 想定係数 1.2
そのまま食べられる食事27食(3+3+3) × 3日
生活用水41L(3+3+3) × 3日 × 想定係数 1.5
モバイル電源12,600mAh充電する端末 2台 × 3日 × 3,000mAh × 想定係数 0.7
ライフラインの仮復旧までにかかった日数。電気は平均21日で最大80日、ガスは47日、下水道管は34日、上水は35日、下水処理場は86日、し尿処理場は152日。出典は日本トイレ研究所。
電気は平均21日で戻る。下水処理場は86日かかっている。流せるようになるまでが長い。(日本トイレ研究所『東日本大震災 3.11のトイレ』/回答29自治体)

携帯トイレを29回分そろえるなら

50回分入り 1個(50回分)で足ります 約3,680円

携帯トイレ(50回分・凝固剤と汚物袋つき)

50回分でA4の箱ひとつに収まる。置き場所を理由に数を減らす必要はない

選ぶときに見る点

凝固剤が粉末か吸水シートかを見る。粉末は低温で固まりが遅くなる。防臭袋が同梱か別売かも確認する。別売だと結局買い足すことになる。それと養生シートの枚数を回数と見比べる。50回分でもシートは10枚ということがある。保存年数は5年と15年で単価がまったく違う。凝固剤は1回分あたりの量が少ないものを避ける。水気が残ったまま捨てると、ごみ収集車の中で袋が破れる。

買って使ってみました

2026年9月に1箱買って、自宅の便器で1回使いました。箱は思っていたより小さく、倍の100回分を置いても収納の問題にはならないと感じました。凝固剤は速く、まだ温かさが残るうちに、体感で2分ほどでゼリー状になります。ただし開封したときの匂いが強い。テストだから気になりませんでしたが、断水が続いている状況でこの匂いを毎回嗅ぐのはつらいと思います。それと、中身が種類ごとに分かれているので、使う前に全部出して並べる作業が要ります。発災してから毎回これをやるのは現実的ではないので、買ったら先に開けて、取り出しやすい形に並べ替えておくことを勧めます。それと、固まるのはゼリー状までで硬くはなりません。そのまま出すと収集車の圧縮で破れることがあるので、段ボール箱に入れ新聞紙で固定して、大きなビニール袋に入れて「し尿ごみ」として出します。段ボールと新聞紙も備蓄のうちでした。

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気をつけること

  • 開けると薬品のような強い匂いがします。使うときはこの匂いも一緒に来ます
  • 中身が種類ごとに小分けされていて、使うには一度全部出して並べる必要があります
  • 養生シートは10枚しか入っていません(本体は50回分)
  • 凝固剤に使用期限があり、10年前後で交換が必要です
  • 固まるのはゼリー状までです。捨てるときは段ボール箱に入れないと収集車で破れます
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金額は参考価格です。実際の価格は販売ページでご確認ください。

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火山灰の降灰で何が起きるか

火山灰は、建物を壊さないのに生活を止める災害です。降っている間は外に出られず、収まった後も灰が舞い続けます。雨が降ると重みが数倍になり、屋根やカーポートに負荷がかかります。

最初にやられるのは呼吸器と機械類です。灰の粒子は非常に細かく、一般的な不織布マスクでは通り抜けます。防塵の等級が付いたものでないと意味がありません。車もエアフィルタが詰まって止まるため、移動手段として当てにできなくなります。

水道が濁るのがこの想定の特徴で、生活用水の必要量を1.5倍にしています。飲み水はボトルで代替できますが、洗う水は量が要ります。逆にトイレの回数は屋内待機で減るため、係数を下げています。

灰は水を含むとコンクリート状に固まります。排水口に流すと詰まるため、掃き集めて袋に入れる作業が要ります。自治体の回収ルールが通常のゴミと違うことにも注意が必要です。

夫婦+子ども1人で見落とされやすいこと

子どもが1人の場合、量そのものより「その子が使えるか」で品目が決まります。大人が使う前提の携帯トイレは、小さい子には座面が高すぎて使えないことがあります。

年齢帯によって必要数が大きく変わるのもこの構成の特徴です。乳幼児のおむつ交換は1日8回で計算していますが、小学生なら6回、中高生なら大人と同じ5回になります。診断で年齢を選ぶと数字が入れ替わります。

この条件から決まること

想定火山灰の降灰

建物は壊れませんが、呼吸器と機械が先にやられます。水道が濁り、車のエアフィルタが詰まり、灰の重みが屋根にかかります。普通のマスクでは目が粗すぎます。

自分の条件で計算し直す

住まいの形・階数・お手持ちの備え・個別のご事情を加えると、 当てはまらないものを外した結果になります。前提の数値も変更できます。
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数字の出典

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数では出てこないもの

必要数の計算からは出てこないが、この条件で抜けやすいものがあります。 なぜ見落とされるのかは、型ごとにまとめています。

読みもの

数だけでは伝わらないことは、note に書いています。

この結果について

この結果は、入力された条件と前提にもとづく試算です。 実際に必要な量は状況により変わります。 お住まいの自治体が公表している情報もあわせてご確認ください。