河川の氾濫/3日分
夫婦+子ども4人が3日分そなえるとき、何がどれだけ足りないか(河川の氾濫)
夫婦+子ども4人が河川の氾濫を想定して3日分そなえる場合、 もっとも足りなくなりやすいのは携帯トイレで、 必要な量は72回分です。 手持ちがない状態からの数字なので、すでに備えている分はここから引いてください。
予測できる災害なので、備蓄より「いつ動くか」の判断材料が先に要ります。被害の中心は浸水そのものより、水が引いた後の泥と衛生です。
3日分の必要数
計算式を併記しています。数字の根拠が見えない状態では判断できないためです。お子さんの年齢は小学生として計算しています。年齢帯を変えると数字が変わります。
| 項目 | 必要数 | 計算式 |
|---|---|---|
| 携帯トイレ | 72回分 | (5+5+6+6+6+6) × 3日 × 想定係数 0.7 |
| 飲料水 | 42L | (3+3+2+2+2+2) × 3日 |
| そのまま食べられる食事 | 54食 | (3+3+3+3+3+3) × 3日 |
| 生活用水 | 65L | (3+3+3+3+3+3) × 3日 × 想定係数 1.2 |
| モバイル電源 | 14,400mAh | 充電する端末 2台 × 3日 × 3,000mAh × 想定係数 0.8 |
河川の氾濫で何が起きるか
水害は、事前に分かる数少ない災害です。だから備蓄より先に「いつ動くか」を決めておくほうが効きます。自宅がハザードマップのどの色に入っているか、垂直避難で足りるのか、それとも早めに出る必要があるのか。この判断が決まっていないと、備蓄があっても使う場所を間違えます。
被害の中心は、浸水そのものより水が引いた後です。床上まで来た家は、泥の掻き出しと消毒に数週間かかります。この期間に必要なのは非常食ではなく、厚手の手袋・長靴・防塵マスク・消毒剤です。片付けの装備を持っている家はほとんどありません。
生活用水の必要量を1.2倍にしているのは、泥を落とす水が要るためです。飲む水より、洗う水のほうが先に足りなくなります。
車を持っている場合、地下や立体の駐車場は水没の可能性があります。避難手段として車を数えられるかどうかが、家ごとに変わります。
夫婦+子ども4人で見落とされやすいこと
子ども4人の世帯では、備蓄量が収納の限界を超えます。すべてを自宅に置く前提を捨てて、車・実家・職場に分ける設計が要ります。
同時に、支援物資が届いたときの受け取り量も家族人数で決まります。人数が多いほど支援は手厚くなりますが、届くまでの数日を自力で越える必要があるのは変わりません。
この条件から決まること
予測できる災害なので、備蓄より「いつ動くか」の判断材料が先に要ります。被害の中心は浸水そのものより、水が引いた後の泥と衛生です。
量が多く一箇所に置けません。分散して保管する前提で組んでいます。
住まいの形・階数・お手持ちの備え・個別のご事情を加えると、 当てはまらないものを外した結果になります。前提の数値も変更できます。
診断の結果画面には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。
数字の出典
- 経済産業省は1人1日5回(7日で35回分)を目安としています(経済産業省「災害時のトイレ、どうする?(携帯トイレの備蓄)」/2026-08-28 参照) 同じ数値は神奈川県「携帯トイレを備蓄しましょう」でも案内されています。
- 農林水産省の家庭備蓄ガイドにもとづく(1人1日3Lが目安)(農林水産省「家庭備蓄ポータル」/2026-08-28 参照)
- 環境省は、ペット用の救援物資が届くまで時間がかかるため「少なくとも5日分(できれば7日分以上)」としています(環境省「人とペットの災害対策ガイドライン」/2026-08-29 参照)
- 上記以外の区分(乳幼児・小学生・高齢者・要介護)の1人1日あたりの値は、 編集部の推定です。画面上でも公的な数値と分けて表示しています。
別の想定で見る
別の世帯構成で見る
この結果について
この結果は、入力された条件と前提にもとづく試算です。 実際に必要な量は状況により変わります。 お住まいの自治体が公表している情報もあわせてご確認ください。