42℃が1週間続く/3日分

夫婦+子ども4人が3日分そなえるとき、何がどれだけ足りないか(42℃が1週間続く)

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夫婦+子ども4人が42℃が1週間続くを想定して3日分そなえる場合、 もっとも足りなくなりやすいのは携帯トイレで、 必要な量は92回分です。 手持ちがない状態からの数字なので、すでに備えている分はここから引いてください。

実質は電力の問題です。需給が逼迫して停電した瞬間に、室温が命に関わる高さまで上がります。高層階と最上階ほど不利になります。

3日分の必要数

計算式を併記しています。数字の根拠が見えない状態では判断できないためです。お子さんの年齢は小学生として計算しています。年齢帯を変えると数字が変わります。

項目必要数計算式
携帯トイレ92回分(5+5+6+6+6+6) × 3日 × 想定係数 0.9
飲料水63L(3+3+2+2+2+2) × 3日 × 想定係数 1.5
そのまま食べられる食事54食(3+3+3+3+3+3) × 3日
生活用水65L(3+3+3+3+3+3) × 3日 × 想定係数 1.2
モバイル電源27,000mAh充電する端末 2台 × 3日 × 3,000mAh × 想定係数 1.5
発災から何時間でトイレに行きたくなったかの調査。3時間以内が31パーセント、4〜6時間が36パーセント、7〜9時間が11パーセント、10〜12時間が11パーセント、13時間以上が11パーセント。9時間以内に78パーセントが必要になった。出典は日本トイレ研究所。
9時間以内に78%がトイレを必要としている。水と食料には「数日は耐えられる」という言い方があるが、排泄にその数日は無い。(日本トイレ研究所『東日本大震災 3.11のトイレ』)

携帯トイレを92回分そろえるなら

50回分入り × 2個(100回分)で足ります 約7,360円

携帯トイレ(50回分・凝固剤と汚物袋つき)

50回分でA4の箱ひとつに収まる。置き場所を理由に数を減らす必要はない

選ぶときに見る点

凝固剤が粉末か吸水シートかを見る。粉末は低温で固まりが遅くなる。防臭袋が同梱か別売かも確認する。別売だと結局買い足すことになる。それと養生シートの枚数を回数と見比べる。50回分でもシートは10枚ということがある。保存年数は5年と15年で単価がまったく違う。凝固剤は1回分あたりの量が少ないものを避ける。水気が残ったまま捨てると、ごみ収集車の中で袋が破れる。

買って使ってみました

2026年9月に1箱買って、自宅の便器で1回使いました。箱は思っていたより小さく、倍の100回分を置いても収納の問題にはならないと感じました。凝固剤は速く、まだ温かさが残るうちに、体感で2分ほどでゼリー状になります。ただし開封したときの匂いが強い。テストだから気になりませんでしたが、断水が続いている状況でこの匂いを毎回嗅ぐのはつらいと思います。それと、中身が種類ごとに分かれているので、使う前に全部出して並べる作業が要ります。発災してから毎回これをやるのは現実的ではないので、買ったら先に開けて、取り出しやすい形に並べ替えておくことを勧めます。それと、固まるのはゼリー状までで硬くはなりません。そのまま出すと収集車の圧縮で破れることがあるので、段ボール箱に入れ新聞紙で固定して、大きなビニール袋に入れて「し尿ごみ」として出します。段ボールと新聞紙も備蓄のうちでした。

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気をつけること

  • 開けると薬品のような強い匂いがします。使うときはこの匂いも一緒に来ます
  • 中身が種類ごとに小分けされていて、使うには一度全部出して並べる必要があります
  • 養生シートは10枚しか入っていません(本体は50回分)
  • 凝固剤に使用期限があり、10年前後で交換が必要です
  • 固まるのはゼリー状までです。捨てるときは段ボール箱に入れないと収集車で破れます
2個をまとめて見る

金額は参考価格です。実際の価格は販売ページでご確認ください。

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42℃が1週間続くで何が起きるか

猛暑は、実質的に電力の災害です。気温そのものではなく、需給が逼迫して停電した瞬間に危険になります。エアコンが止まると、室温は数時間で外気温を超えます。特に最上階と高層階は、屋根と壁からの蓄熱で夜になっても下がりません。

飲料水の必要量を1.5倍にしているのは、発汗量が増えるためです。ただし水だけを大量に飲むと血中の塩分が薄まるので、経口補水液や塩分を摂れるものを併せて置く必要があります。

電源の必要量も1.5倍にしています。充電式の扇風機を回すだけで、スマホの何倍も電力を使うためです。この想定では、モバイルバッテリーよりポータブル電源のほうが現実的な選択肢になります。

熱源が要らないので、カセットボンベの必要数はゼロです。かわりに冷却の手段が要ります。この入れ替わりが、猛暑を他の災害と分ける点です。

夫婦+子ども4人で見落とされやすいこと

子ども4人の世帯では、備蓄量が収納の限界を超えます。すべてを自宅に置く前提を捨てて、車・実家・職場に分ける設計が要ります。

同時に、支援物資が届いたときの受け取り量も家族人数で決まります。人数が多いほど支援は手厚くなりますが、届くまでの数日を自力で越える必要があるのは変わりません。

この条件から決まること

想定42℃が1週間続く

実質は電力の問題です。需給が逼迫して停電した瞬間に、室温が命に関わる高さまで上がります。高層階と最上階ほど不利になります。

世帯夫婦+子ども4人

量が多く一箇所に置けません。分散して保管する前提で組んでいます。

自分の条件で計算し直す

住まいの形・階数・お手持ちの備え・個別のご事情を加えると、 当てはまらないものを外した結果になります。前提の数値も変更できます。
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数字の出典

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98通りの一覧から探す

数では出てこないもの

必要数の計算からは出てこないが、この条件で抜けやすいものがあります。 なぜ見落とされるのかは、型ごとにまとめています。

読みもの

数だけでは伝わらないことは、note に書いています。

この結果について

この結果は、入力された条件と前提にもとづく試算です。 実際に必要な量は状況により変わります。 お住まいの自治体が公表している情報もあわせてご確認ください。