火山灰の降灰/3日分
夫婦+子ども2人が3日分そなえるとき、何がどれだけ足りないか(火山灰の降灰)
夫婦+子ども2人が火山灰の降灰を想定して3日分そなえる場合、 もっとも足りなくなりやすいのは携帯トイレで、 必要な量は40回分です。 手持ちがない状態からの数字なので、すでに備えている分はここから引いてください。
建物は壊れませんが、呼吸器と機械が先にやられます。水道が濁り、車のエアフィルタが詰まり、灰の重みが屋根にかかります。普通のマスクでは目が粗すぎます。
3日分の必要数
計算式を併記しています。数字の根拠が見えない状態では判断できないためです。お子さんの年齢は小学生として計算しています。年齢帯を変えると数字が変わります。
| 項目 | 必要数 | 計算式 |
|---|---|---|
| 携帯トイレ | 40回分 | (5+5+6+6) × 3日 × 想定係数 0.6 |
| 飲料水 | 36L | (3+3+2+2) × 3日 × 想定係数 1.2 |
| そのまま食べられる食事 | 36食 | (3+3+3+3) × 3日 |
| 生活用水 | 54L | (3+3+3+3) × 3日 × 想定係数 1.5 |
| モバイル電源 | 12,600mAh | 充電する端末 2台 × 3日 × 3,000mAh × 想定係数 0.7 |
火山灰の降灰で何が起きるか
火山灰は、建物を壊さないのに生活を止める災害です。降っている間は外に出られず、収まった後も灰が舞い続けます。雨が降ると重みが数倍になり、屋根やカーポートに負荷がかかります。
最初にやられるのは呼吸器と機械類です。灰の粒子は非常に細かく、一般的な不織布マスクでは通り抜けます。防塵の等級が付いたものでないと意味がありません。車もエアフィルタが詰まって止まるため、移動手段として当てにできなくなります。
水道が濁るのがこの想定の特徴で、生活用水の必要量を1.5倍にしています。飲み水はボトルで代替できますが、洗う水は量が要ります。逆にトイレの回数は屋内待機で減るため、係数を下げています。
灰は水を含むとコンクリート状に固まります。排水口に流すと詰まるため、掃き集めて袋に入れる作業が要ります。自治体の回収ルールが通常のゴミと違うことにも注意が必要です。
夫婦+子ども2人で見落とされやすいこと
子ども2人の世帯は、必要数が「4人分」で済まないところに落とし穴があります。年齢帯が違えば1人あたりの量も違うため、単純に人数を掛けた数では足りません。
経済産業省は携帯トイレを1人7日で35回分としています。4人家族なら140回分。市販の防災セットに入っているのは、多くて5回分です。この差が、備えている家庭でも足りなくなる理由です。
この条件から決まること
建物は壊れませんが、呼吸器と機械が先にやられます。水道が濁り、車のエアフィルタが詰まり、灰の重みが屋根にかかります。普通のマスクでは目が粗すぎます。
住まいの形・階数・お手持ちの備え・個別のご事情を加えると、 当てはまらないものを外した結果になります。前提の数値も変更できます。
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数字の出典
- 経済産業省は1人1日5回(7日で35回分)を目安としています(経済産業省「災害時のトイレ、どうする?(携帯トイレの備蓄)」/2026-08-28 参照) 同じ数値は神奈川県「携帯トイレを備蓄しましょう」でも案内されています。
- 農林水産省の家庭備蓄ガイドにもとづく(1人1日3Lが目安)(農林水産省「家庭備蓄ポータル」/2026-08-28 参照)
- 環境省は、ペット用の救援物資が届くまで時間がかかるため「少なくとも5日分(できれば7日分以上)」としています(環境省「人とペットの災害対策ガイドライン」/2026-08-29 参照)
- 上記以外の区分(乳幼児・小学生・高齢者・要介護)の1人1日あたりの値は、 編集部の推定です。画面上でも公的な数値と分けて表示しています。
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この結果について
この結果は、入力された条件と前提にもとづく試算です。 実際に必要な量は状況により変わります。 お住まいの自治体が公表している情報もあわせてご確認ください。